警告灯のパターンは、ほかの道路利用者からどう見えるかを左右します。しかも、その許容範囲は市場ごとに同じではありません。北米向けに作ったパターンが欧州の規則から外れることもあるため、フラッシュパターンは工場出荷時の設定に任せず、灯具の仕様に書き込むべき項目です。
フラッシュパターンの数え方
ほとんどのパターンは、短い閃光のグループを繰り返します。シングル、ダブル、トリプル、クアッドの各フラッシュです。頻度は閃光単位ではなくグループ単位で数えるため、毎分 75 回のダブルフラッシュとは、1 分間にダブルフラッシュが 75 回ということです。UN Regulation No. 65 も同じ数え方で、同規則の周波数は 1 秒間の閃光または閃光グループの数です。1 台の車両に 2 灯以上を取り付ける場合は、同時に点灯する同期点滅と、1 灯ずつ順に点灯する交互点滅のどちらにもできます。
規格の要求事項
SAE J845 は 360 度警告灯の規格で、49 CFR 393.25(e) が米国の商用車のアンバー警告灯に対して引用しています。同規格は点滅頻度を 1 Hz 以上 4 Hz 以下、すなわち毎分 60~240 回と定めています。特殊警告灯に関する UN Regulation No. 65 は 2.0~4.0 Hz、すなわち毎分 120~240 回を求め、点灯時間を 0.4 ÷ 周波数以下に制限し、消灯時間を 0.1 秒以上と定めています。さらに、同規則に基づいて認可された灯具は、使用者がこの範囲を外れるパターンに切り替えられるものであってはならないとしています。
地域の規則が独自の範囲を加えることもあります。たとえばペンシルベニア州は、固定位置から観測して毎分 60~260 回を求めています(67 Pa. Code 173.3)。車両がどの色で点滅してよいかは別の問題で、ビーコンの色の記事で解説しています。
パターンを市場で決める理由
2 つの範囲は、見た目ほど重なっていません。毎分 75 回、つまり 1.25 Hz で繰り返すパターンは SAE J845 を満たしますが、UN Regulation No. 65 の下限 2.0 Hz を下回ります。そのため、両方の市場で販売する灯具には、両方を満たすパターンのセットか、市場ごとの仕様が必要です。フラッシュパターンは発注時に明記してください。フラッシュの種類、頻度、そして 2 灯一組を同期点滅にするか交互点滅にするかです。
当社は警告灯のフラッシュパターンと頻度を車両の仕向け市場に合わせて設定し、同期点滅または交互点滅する 2 灯一組も製作しています。交互に点滅するヘッドランプは独自の規則をもつ別の装置で、Wig Wag ライトの記事で解説しています。製品ラインアップはLED ビーコン・警告灯をご覧ください。
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